2011年7月

「宗教と信仰の違い」ウイリアム・モーア2011.7.24

聖書;マタイによる福音書7章21−23

【バルト博士の床屋さんに会った】

カール•バルト博士は有名なスイスの改革派主義神学者でした。ある日、スイスのバーゼル市に住みバルト先生は路面電車に乗ると、一人の観光客が彼の側に座りました。その二人は直ぐに歓談に入り、バルト先生が、「バーゼルは始めてですか」と観光客に聞きました。「そうだ、まったく始めてです」と返事すると、バルト先生は、「じゃ、始めてでしたら、こちらで特別にしたい事がありますか」と聞きました。すると、観光客は、「実は、有名な神学者カール•バルト博士 に会いたいです。彼の本を全部読んで、とても影響を受けたからです。ひょっとしてバルト博士を御存知ですか」と尋ねました。そうすると、バルト先生は冗談でこう言いました。「私はあの人をよく知っています。実は、毎朝彼のひげを剃っているよ。」観光客はそれを聞くと喜んで相手に「さようなら」と言って、ホテルへ帰りながら自分に、「僕は本当にラッキーな人だな。バルト博士の床屋さんに会った」と嬉しそうに言いました。

 

2011年07月24日 | カテゴリー: マタイによる福音書 , 新約聖書

「御言葉を実践する人」ウイリアム・モーア2011.7.17.

聖書;ヤコブの手紙1章19−27

 

【説教は済みましたが、まだ行われていません】

ある男の人が礼拝の為に結構遅く教会に入り、案内係にこう聞きました。「説教はもう行われましたか。」そうすると、案内係は賢明にこう返事しました。「今日の説教はもう済みましたけれども、まだ行われていません。」それはとても良い答えだと思います。神の御言葉の解き明かしを聞く事は大事ですが、毎日の生活に於いて御言葉を実践する事もとても重要であります。つまり、御言葉は私達の行動を通して行うものです。

 

2011年07月17日 | カテゴリー: ヤコブの手紙 , 新約聖書

「慰めを豊かにくださる神」ウイリアム・モーア2011.7.10

 

聖書:コリントの信徒への手紙二1章3−7

 

 

【神が下さる慰めとは】

今日は、 御言葉をもって愛する神が私達に下さる慰めについて学びたいと思います。つまり、私達は悩み苦しむとき、神はどういうふうにして、その苦難を慰めて、新しい希望と力を与えるのでしょうか。

 

【今、悩みがない?】

しかし、「慰め」と言うと、恐らく、私達の中のある兄弟姉妹はこう思うかも知れません。「神の慰めはとても良い課題だと思いますが、今、私は別に悩みや苦しみなどがない、元気と希望満々だ。ですから、今日のメセージは私と関係があんまりないと思う。

 

実は、今、悩みとか別に何もないにもかかわらず、今朝のメセージはあなたに当てはまります。なぜなら、必ずいつか、どんな人でも傷つけられたり、失望したり、苦しみと悩みを味わいます。聖書に於ける多くの人物さえも悩みに打ちひしがれて、苦難に直面したのです。ですから、私達は一人も残らず、いつかそう言う辛い事を体験します。そして、信仰の英雄と同じように、その時こそ、主の豊かな慰めが何よりも必要となります。

2011年07月10日 | カテゴリー: コリントの信徒への手紙二 , 新約聖書

「言葉では言い尽くせない神の贈り物」ウイリアム・モーア2011.7.3.

聖書;コリントの信徒への手紙二9章6−15

 

【養育費を増やすために】

20数年前の事ですが、私達は子供の教育の為に、将来、資金が絶対に必要だと思って、給料からお金を一所懸命に貯めようとしましたが、宣教師の給料なので、貯金が増える事はなかなか時間がかかりました。

 

そして、やっとある程度のお金を貯めた時、大事な事が分かりました。それは、三人の子供の学費に必要な資金は、普通にお金を貯めるだけでは全然足りませんでした。つまり、限られた貯金を増やさないと、子供達が大学へ行こうとした時、家計が大変苦しくなります。その時、景気が割合に良かったので、貯めたお金を株に投資しようとしました。色々と調べた上、あるハイテク化学と技術ファンドを探し、勇気を出して子供の教育貯金全部をその株に掛けました。更に毎月少しずつ定期的に株をまた購入したのです。

 

【株価の虜】

そして、新株主になった私は毎朝起きると、パソコンで必ず株の様子を調べました。もし大きな損の場合、子供達が大学へ行けなくなる可能性がありました。その反面、伸びたら、行かせられるのです。ですから、株に取りつかれてしまい、株価が上がったら大喜びました。下がったら、心配したのです。丸でジェット・コースターのような存在でした。

 

2011年07月03日 | カテゴリー: コリントの信徒への手紙二 , 新約聖書