新約聖書「ルカによる福音書」に関する礼拝説教 8件
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新約聖書「ルカによる福音書」に関する礼拝説教 8件
ルカによる福音書1章26節~38節
1:26六か月目に、天使ガブリエルは、ナザレというガリラヤの町に神から遣わされた。 1:27ダビデ家のヨセフという人のいいなずけであるおとめのところに遣わされたのである。そのおとめの名はマリアといった。 1:28天使は、彼女のところに来て言った。「おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる。」 1:29マリアはこの言葉に戸惑い、いったいこの挨拶は何のことかと考え込んだ。 1:30すると、天使は言った。「マリア、恐れることはない。あなたは神から恵みをいただいた。 1:31あなたは身ごもって男の子を産むが、その子をイエスと名付けなさい。 1:32その子は偉大な人になり、いと高き方の子と言われる。神である主は、彼に父ダビデの王座をくださる。 1:33彼は永遠にヤコブの家を治め、その支配は終わることがない。」 1:34マリアは天使に言った。「どうして、そのようなことがありえましょうか。わたしは男の人を知りませんのに。」 1:35天使は答えた。「聖霊があなたに降り、いと高き方の力があなたを包む。だから、生まれる子は聖なる者、神の子と呼ばれる。 1:36あなたの親類のエリサベトも、年をとっているが、男の子を身ごもっている。不妊の女と言われていたのに、もう六か月になっている。 1:37神にできないことは何一つない。」 1:38マリアは言った。「わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身に成りますように。」そこで、天使は去って行った。
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- 川栄智章 牧師
ルカによる福音書2章1節~7節
2:1そのころ、皇帝アウグストゥスから全領土の住民に、登録をせよとの勅令が出た。 2:2これは、キリニウスがシリア州の総督であったときに行われた最初の住民登録である。 2:3人々は皆、登録するためにおのおの自分の町へ旅立った。 2:4ヨセフもダビデの家に属し、その血筋であったので、ガリラヤの町ナザレから、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。 2:5身ごもっていた、いいなずけのマリアと一緒に登録するためである。 2:6ところが、彼らがベツレヘムにいるうちに、マリアは月が満ちて、 2:7初めての子を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである。
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- 川栄智章 牧師
ルカによる福音書2章8節~21節
2:8その地方で羊飼いたちが野宿をしながら、夜通し羊の群れの番をしていた。 2:9すると、主の天使が近づき、主の栄光が周りを照らしたので、彼らは非常に恐れた。 2:10天使は言った。「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。 2:11今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。 2:12あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである。」 2:13すると、突然、この天使に天の大軍が加わり、神を賛美して言った。 2:14「いと高きところには栄光、神にあれ、/地には平和、御心に適う人にあれ。」 2:15天使たちが離れて天に去ったとき、羊飼いたちは、「さあ、ベツレヘムへ行こう。主が知らせてくださったその出来事を見ようではないか」と話し合った。 2:16そして急いで行って、マリアとヨセフ、また飼い葉桶に寝かせてある乳飲み子を探し当てた。 2:17その光景を見て、羊飼いたちは、この幼子について天使が話してくれたことを人々に知らせた。 2:18聞いた者は皆、羊飼いたちの話を不思議に思った。 2:19しかし、マリアはこれらの出来事をすべて心に納めて、思い巡らしていた。 2:20羊飼いたちは、見聞きしたことがすべて天使の話したとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。 2:21八日たって割礼の日を迎えたとき、幼子はイエスと名付けられた。これは、胎内に宿る前に天使から示された名である。
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- 川栄智章 牧師
ルカによる福音書15章1節~10節
15:1徴税人や罪人が皆、話を聞こうとしてイエスに近寄って来た。 15:2すると、ファリサイ派の人々や律法学者たちは、「この人は罪人たちを迎えて、食事まで一緒にしている」と不平を言いだした。 15:3そこで、イエスは次のたとえを話された。 15:4「あなたがたの中に、百匹の羊を持っている人がいて、その一匹を見失ったとすれば、九十九匹を野原に残して、見失った一匹を見つけ出すまで捜し回らないだろうか。 15:5そして、見つけたら、喜んでその羊を担いで、 15:6家に帰り、友達や近所の人々を呼び集めて、『見失った羊を見つけたので、一緒に喜んでください』と言うであろう。 15:7言っておくが、このように、悔い改める一人の罪人については、悔い改める必要のない九十九人の正しい人についてよりも大きな喜びが天にある。」 15:8「あるいは、ドラクメ銀貨を十枚持っている女がいて、その一枚を無くしたとすれば、ともし火をつけ、家を掃き、見つけるまで念を入れて捜さないだろうか。 15:9そして、見つけたら、友達や近所の女たちを呼び集めて、『無くした銀貨を見つけましたから、一緒に喜んでください』と言うであろう。 15:10言っておくが、このように、一人の罪人が悔い改めれば、神の天使たちの間に喜びがある。」
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- 黒川豪 牧師
ルカによる福音書15章25節~32節
15:25ところで、兄の方は畑にいたが、家の近くに来ると、音楽や踊りのざわめきが聞こえてきた。 15:26そこで、僕の一人を呼んで、これはいったい何事かと尋ねた。 15:27僕は言った。『弟さんが帰って来られました。無事な姿で迎えたというので、お父上が肥えた子牛を屠られたのです。』 15:28兄は怒って家に入ろうとはせず、父親が出て来てなだめた。 15:29しかし、兄は父親に言った。『このとおり、わたしは何年もお父さんに仕えています。言いつけに背いたことは一度もありません。それなのに、わたしが友達と宴会をするために、子山羊一匹すらくれなかったではありませんか。 15:30ところが、あなたのあの息子が、娼婦どもと一緒にあなたの身上を食いつぶして帰って来ると、肥えた子牛を屠っておやりになる。』 15:31すると、父親は言った。『子よ、お前はいつもわたしと一緒にいる。わたしのものは全部お前のものだ。 15:32だが、お前のあの弟は死んでいたのに生き返った。いなくなっていたのに見つかったのだ。祝宴を開いて楽しみ喜ぶのは当たり前ではないか。』
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- 辻幸宏 牧師
ルカによる福音書21章5節~19節
21:5ある人たちが、神殿が見事な石と奉納物で飾られていることを話していると、イエスは言われた。 21:6「あなたがたはこれらの物に見とれているが、一つの石も崩されずに他の石の上に残ることのない日が来る。」 21:7そこで、彼らはイエスに尋ねた。「先生、では、そのことはいつ起こるのですか。また、そのことが起こるときには、どんな徴があるのですか。」 21:8イエスは言われた。「惑わされないように気をつけなさい。わたしの名を名乗る者が大勢現れ、『わたしがそれだ』とか、『時が近づいた』とか言うが、ついて行ってはならない。 21:9戦争とか暴動のことを聞いても、おびえてはならない。こういうことがまず起こるに決まっているが、世の終わりはすぐには来ないからである。」 21:10そして更に、言われた。「民は民に、国は国に敵対して立ち上がる。 21:11そして、大きな地震があり、方々に飢饉や疫病が起こり、恐ろしい現象や著しい徴が天に現れる。 21:12しかし、これらのことがすべて起こる前に、人々はあなたがたに手を下して迫害し、会堂や牢に引き渡し、わたしの名のために王や総督の前に引っ張って行く。 21:13それはあなたがたにとって証しをする機会となる。 21:14だから、前もって弁明の準備をするまいと、心に決めなさい。 21:15どんな反対者でも、対抗も反論もできないような言葉と知恵を、わたしがあなたがたに授けるからである。 21:16あなたがたは親、兄弟、親族、友人にまで裏切られる。中には殺される者もいる。 21:17また、わたしの名のために、あなたがたはすべての人に憎まれる。 21:18しかし、あなたがたの髪の毛の一本も決してなくならない。 21:19忍耐によって、あなたがたは命をかち取りなさい。」
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- 説教:
- 辻幸宏 牧師
ルカによる福音書22章54節~62節
22:54人々はイエスを捕らえ、引いて行き、大祭司の家に連れて入った。ペトロは遠く離れて従った。 22:55人々が屋敷の中庭の中央に火をたいて、一緒に座っていたので、ペトロも中に混じって腰を下ろした。 22:56するとある女中が、ペトロがたき火に照らされて座っているのを目にして、じっと見つめ、「この人も一緒にいました」と言った。 22:57しかし、ペトロはそれを打ち消して、「わたしはあの人を知らない」と言った。 22:58少したってから、ほかの人がペトロを見て、「お前もあの連中の仲間だ」と言うと、ペトロは、「いや、そうではない」と言った。 22:59一時間ほどたつと、また別の人が、「確かにこの人も一緒だった。ガリラヤの者だから」と言い張った。 22:60だが、ペトロは、「あなたの言うことは分からない」と言った。まだこう言い終わらないうちに、突然鶏が鳴いた。 22:61主は振り向いてペトロを見つめられた。ペトロは、「今日、鶏が鳴く前に、あなたは三度わたしを知らないと言うだろう」と言われた主の言葉を思い出した。 22:62そして外に出て、激しく泣いた。
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- 辻幸宏 牧師
ルカによる福音書24章13節~35節
24:13ちょうどこの日、二人の弟子が、エルサレムから六十スタディオン離れたエマオという村へ向かって歩きながら、 24:14この一切の出来事について話し合っていた。 24:15話し合い論じ合っていると、イエス御自身が近づいて来て、一緒に歩き始められた。 24:16しかし、二人の目は遮られていて、イエスだとは分からなかった。 24:17イエスは、「歩きながら、やり取りしているその話は何のことですか」と言われた。二人は暗い顔をして立ち止まった。 24:18その一人のクレオパという人が答えた。「エルサレムに滞在していながら、この数日そこで起こったことを、あなただけはご存じなかったのですか。」 24:19イエスが、「どんなことですか」と言われると、二人は言った。「ナザレのイエスのことです。この方は、神と民全体の前で、行いにも言葉にも力のある預言者でした。 24:20それなのに、わたしたちの祭司長たちや議員たちは、死刑にするため引き渡して、十字架につけてしまったのです。 24:21わたしたちは、あの方こそイスラエルを解放してくださると望みをかけていました。しかも、そのことがあってから、もう今日で三日目になります。 24:22ところが、仲間の婦人たちがわたしたちを驚かせました。婦人たちは朝早く墓へ行きましたが、 24:23遺体を見つけずに戻って来ました。そして、天使たちが現れ、『イエスは生きておられる』と告げたと言うのです。 24:24仲間の者が何人か墓へ行ってみたのですが、婦人たちが言ったとおりで、あの方は見当たりませんでした。」 24:25そこで、イエスは言われた。「ああ、物分かりが悪く、心が鈍く預言者たちの言ったことすべてを信じられない者たち、 24:26メシアはこういう苦しみを受けて、栄光に入るはずだったのではないか。」 24:27そして、モーセとすべての預言者から始めて、聖書全体にわたり、御自分について書かれていることを説明された。 24:28一行は目指す村に近づいたが、イエスはなおも先へ行こうとされる様子だった。 24:29二人が、「一緒にお泊まりください。そろそろ夕方になりますし、もう日も傾いていますから」と言って、無理に引き止めたので、イエスは共に泊まるため家に入られた。 24:30一緒に食事の席に着いたとき、イエスはパンを取り、賛美の祈りを唱え、パンを裂いてお渡しになった。 24:31すると、二人の目が開け、イエスだと分かったが、その姿は見えなくなった。 24:32二人は、「道で話しておられるとき、また聖書を説明してくださったとき、わたしたちの心は燃えていたではないか」と語り合った。 24:33そして、時を移さず出発して、エルサレムに戻ってみると、十一人とその仲間が集まって、 24:34本当に主は復活して、シモンに現れたと言っていた。 24:35二人も、道で起こったことや、パンを裂いてくださったときにイエスだと分かった次第を話した。
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- 川栄智章 牧師
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