目の前にある二つの道 -ぶどう園の農夫たちのたとえから-

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聖書の言葉

21:33「もう一つのたとえを聞きなさい。ある家の主人がぶどう園を作り、垣を巡らし、その中に絞り場を掘り、見張りのやぐらを立て、これを農夫たちに貸して旅に出た。
21:34さて、収穫の時が近づいたとき、収穫を受け取るために、僕たちを農夫のところへ送った。
21:35だが、農夫たちはこの僕たちを捕まえ、一人を袋だたきにし、一人を殺し、一人を石で撃ち殺した。
21:36また、他の僕たちを前よりも多く送ったが、農夫たちは同じ目に遭わせた。
21:37そこで最後に、『わたしのむすこなら敬ってくれるだろう』と言って、主人は自分の息子を送った。
21:38農夫たちは、その息子を見て話し合った。『 これは跡取りだ。さあ、殺して、彼の相続財産を我々のものにしよう。』
21:39そして、息子を捕まえ、ぶどう園の外にほうり出して殺してしまった。
21:40さて、ぶどう園の主人が帰って来たら、この農夫をどうするだろうか。」
21:41彼らは言った。「その悪人どもをひどい目に遭わせて殺し、ぶどう園は、季節ごとに収穫を納めるほかの農夫たちに貸すにちがいない。」
21:42イエスは言われた。「聖書にこう書いてあるのを、まだ読んだことがないのか。『家を建てる者の捨てた石、これが隅の親石となった。これは、主がなさったことで、わたしたちの目には不思議に見える。』
21:43だから、言っておくが、神の国はあなたたちから取り上げられ、それにふさわしい実を結ぶ民族に与えられる。
21:44この石の上に落ちる者は打ち砕かれ、この石がだれかの上に落ちれば、その人は押しつぶされてしまう。」
21:45祭司長たちやファリサイ派の人々はこのたとえを聞いて、イエスが自分たちのことを言っておられると気づき、
21:46イエスを捕えてようとしたが、群衆を恐れた。群衆はイエスを預言者だと思っていたからである。
マタイによる福音書 21章33節~46節