後にいる者が先に

問い合わせ

日本キリスト改革派 宇都宮教会のホームページへ戻る

聖書の言葉

20:1「天の国は次のようにたとえられる。ある家の主人が、ぶどう園で働く労働者を雇うために、夜明けに出かけて行った。20:2主人は、一日につき1デナリオンの約束で、労働者をぶどう園に送った。20:3また、九時ごろ行ってみると、何もしないで広場に立っている人々がいたので、20:4『あなたたちもぶどう園に行きなさい。ふさわしい賃金を払ってやろう』と言った。20:5それで、その人たちは出かけて行った。主人は、12時ごろと3時ごろにまた出て行き、同じようにした。20:6 5時ごろにも行ってみると、ほかの人々が立っていたので、『なぜ、何もしないで一日中ここに立っているのか』と尋ねると、20:7彼らは、『だれも雇ってくれないのです。』と言った。主人は彼らに、『あなたたちもぶどう園に行きなさい』と言った。20:8夕方になって、ぶどう園の主人は監督に、『労働者たちを呼んで最後に来た者から初めて、最初に来たものまで順に賃金を払ってやりなさい』と言った。20:9そこで、5時ごろに雇われた人たちが来て、1デナリオンずつ受け取った。20:10最初に雇われた人たちが来て、もっと多くもらえるだろうと思っていた。しかし、彼らも1デナリオンずつであった。20:11それで、受け取ると、主人に不平を言った。20:12『最後に来たこの連中は、1時間しか働きませんでした。丸1日、暑い中を辛抱して働いたわたしたちと、この連中とを同じ扱いにするとは。』20:13主人はその一人に答えた。『友よ、あなたに不当なことはしていない。あなたはわたしと1デナリオンの約束をしたではないか。20:14自分の分を受け取って帰りなさい。わたしはこの最後の者にも、あなたと同じように支払ってやりたいのだ。20:15自分のものを自分のしたいようにしては、いけないか。それとも、わたしの気前のよさをねたむのか。』20:16このように、後にいる者が先になり、先にいる者が後になる。」
マタイによる福音書 20章1節~16節