宗教改革2

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宗教改革2

アウグスティヌスの伝統にある西方教会は、キリスト教の救済を罪の償いとしてとらえます。キリストの十字架は全人類の罪を償う唯一の犠牲であり、復活は永遠の命です。このキリストの償いと永遠の命にあずかることで信者は罪のゆるしと永遠の命を受けることになります。

宗教改革2      

 宗教改革は、ローマ・カトリック教会の中からプロテスタント教会があらわれたというだけでなく、カトリック信仰、ルター派信仰、改革派信仰にしたがって西方社会全体が分裂したという歴史的なできごとです。今日的な言い方をすれば、教派信仰による西方社会の分断です。

 分断をもたらした直接のテーマは罪の償いについての教説です。西方教会における最大の神学者は教父アウグスティヌス(354-420)です。このアウグスティヌスは、アダムとともに全人類が罪をおかして堕落してしまったため、アダムから生まれるすべての子孫に人間本性の腐敗(堕落)と罪を償う責任とが背負わされていると主張しました。

 アウグスティヌスの伝統にある西方教会は、キリスト教の救済を罪の償いとしてとらえます。キリストの十字架は全人類の罪を償う唯一の犠牲であり、復活は永遠の命です。このキリストの償いと永遠の命にあずかることで信者は罪のゆるしと永遠の命を受けることになります。

カトリック教会は、この償いにあずかる方法としてさまざまなものを考え出しました。聖なる遺物、聖人やマリアの助力、巡礼、よきわざ、献金、教皇を頂点とする教会の仲介などにより、キリストの償いにあずかることができるということなどです。ルターは、聖ペトロ教会建設のために免償苻を買って献金をささげるなら罪の償いにあずかれるとの宣伝を聞き、その安直な方法を否定したことがきっかけとなって、カトリック教会を向こうに回した戦いをはじめました。

ルターが主張したことは、キリストを信じる信仰によってのみキリストと結びつき、キリストが実現した罪の償いにあずかることができる、罪をゆるされて義人となることができる、ということでした。信仰義認の教理です。

パウロにとっては信仰の意義(役割り)にかかわる問題であったのですが、カトリック教会にとっては、信仰の意義にとどまらず、教皇やキリスト教全体の存在意義、すなわち教会組織や1500年に及ぶカトリック伝統をおびやかす批判となり、決して妥協できない問題になっていきました。

毎週日曜日は礼拝の日

仙台カナン教会では毎週日曜日、神様への感謝と祈りをささげる礼拝を開いています。この礼拝はキリスト教に興味のある方でしたら、どなたでも自由に参加できます。お仕事などで日曜日の都合がつかない方は、毎週水曜日に行われる祈祷会(きとうかい=お祈りの会)がおすすめです。

日曜日 朝の礼拝
午前10時30分~12時00分
必要な持ち物は特にありません。聖書や讃美歌などは教会でお貸します。
水曜日 祈祷会
14時00分から15時30分
こちらも必要なものは特にありません。聖書について学び、皆で神様にお祈りを捧げます。

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