2026年03月15日「唯一にして三位一体の神」
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唯一にして三位一体の神
- 日付
- 説教
- 金原堅二 牧師
- 聖書
マタイによる福音書 28章18節~20節
聖書の言葉
18イエスは、近寄って来て言われた。「わたしは天と地の一切の権能を授かっている。 19だから、あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。彼らに父と子と聖霊の名によって洗礼を授け、 20あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」マタイによる福音書 28章18節~20節
メッセージ
<ウェストミンスター小教理問答> *ウェストミンスター小教理問答に基づく教理説教です。
【問5】ひとりより多くの神が存在しますか。
【答】ただひとりの神だけがおられます。それは、生けるまことの神です。
【問6】神[であること]には、いくつの位格がありますか。
【答】神[であること]には、三つの位格があり、それは父、子、そして聖霊です。これら三つの位格は、本質において同一であり、力と栄光において同等の、ひとりの神です。
聖書は、神様がただお一人であると同時に、父・子・聖霊という三つの位格においてご自分を現しておられることを教えています。神様はあくまでも唯一の神です。しかしその唯一の神のうちに、父なる神、子なる神(すなわちイエス・キリスト)、そして聖霊なる神という三つの位格が区別されて存在しておられる。これが、三位一体という教えであります。
そのことを示す代表的な御言葉としてよく挙げられるのが、本日お読みしたマタイによる福音書の28章です。ここでイエス様は、「父と子と聖霊の名によって」洗礼を授けなさいと命じておられます。ここで注目したいことは、名前の「名」という言葉です。ここはギリシャ語の文法によると、単数形で書かれています。「父・子・聖霊」でありながら、三つの別々の名前ではなくて、一つの「名」であるのです。つまり、父・子・聖霊は別々の神ではなく、ただ一人の神の名において結ばれている。そうでありながらその一つの「名前」の中に父・子・聖霊という区別があることが、ここに示されているのです。
このようなことは私たちの理解を超えたことで、難しく感じるかもしれません。しかし覚えておきたいことは、神様が三位一体であることは、私たちの救いに直結するということです。つまり神様が父・子・聖霊なる神であることは、神様が私たちに何をしてくださったのかを考えると、よくわかるということなのです。
まず、父なる神様は、救いのご計画を立ててくださいました。私たちがまだ罪の中にあったときから、神様は私たちを救おうとするご計画をもっておられたのです。父なる神様は、はるか昔から、ご自分の愛のご計画の中で、私たちを救おうとしておられたということなのです。けれども、その救いのご計画は、ただ計画されただけでは実現しません。そこで、父なる神様は御子イエス・キリストをこの世に遣わしてくださいました。子なる神であるイエス・キリストが、私たちのために十字架にかかり、罪の代価を支払ってくださったのです。そしてさらに、その救いを私たち一人一人に実際に与えてくださるのが、聖霊なる神様の働きです。聖霊は私たちの心に働き、罪を示し、キリストを信じる信仰を与え、そして私たちを新しく生まれさせてくださるお方です。
このように考えてみると、私たちの救いの全体が、父・子・聖霊なる三位一体の神様のお働きの中で成し遂げられていることがわかります。父なる神様が選んでくださり、救いをご計画してくださいました。子なる神であるイエス・キリストが、ご自分を十字架の上にささげて、私たちの罪を贖ってくださいました。さらに聖霊なる神様が、私たちをイエス・キリストに結び合わせることによって、その救いを私たちの内側に実現してくださいます。救いは全く100パーセント、三位一体の神様の御業によるということがわかるのです。そのようにして、三位一体の神様はまさに全存在をかけて私たちを愛してくださいました。そして、その愛の交わりの中に私たちを招いておられるのです。