2024年4月28日(日) 日曜礼拝「天国の鍵」

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2024年4月28日(日) 日曜礼拝「天国の鍵」

下記をクリックすると説教動画を見ることができます。 https://youtu.be/WRnjTaADlIw



天国の鍵     マタイ16:13-20

 日本キリスト改革派教会は1946年(昭和21年)4月28日、29日に行われた創立大会をもって開始されました。

日本の教会は、もともと海外から来た宣教師の数だけ教派があると言われるほど多数の教派が存在していましたが、戦時国策によりキリスト教会の団体である日本基督教団に統合されました(1941年)。この教団成立の正当性を否定する教師たちにより、敗戦直後に準備がはじめられ、日本基督改革派教会が1946年に誕生することになりました。

 聖書においては、キリストをかしらとする教会は一つしかないことを前提にして、教会について様々なことが教えられています。それゆえ、究極的には、天上と地上をつらぬき、時代と場所を超える唯一の教会、すなわち聖なる公同教会だけが存在することをわたしたちは信じています。このことを使徒信条では「聖なる公同の教会を信ず」と告白しています。

 しかし現実には、地上の教会は数えきれないほどの多数の教派に分かれています。歴史的に、教会はギリシャ文化に染まる東方教会と、ローマ文化に染まった西方教会に大きく分かれますが、教派という明確な概念が生じたのは、16世紀に西方教会で起こった宗教改革によります。

プロテスタントが信仰義認の教理を掲げてカトリックを徹底的に拒否したように、教理の真偽問題で対立し、悲惨な宗教戦争まで起こしたことで、教派という概念が生じました。宗教改革後、西方社会は教派ごとに分断されることになります。それゆえ、教派という概念には排他的な対立・分立のニュアンスがつきまといます。

今日、さまざまな意味の分断を克服することが社会にとっての優先課題です。それゆえ、教派がもたらした分断を克服することが西洋の社会と教会にとっての重要な課題になっています。

日本のキリスト教は、宗教改革を直接経験していないため、教派問題の深刻さがわからないのですが、聖なる公同教会の唯一性と現実に存在する教派の関係を問い続けることが求められています。

 地上の教会は様々な理由によって教派に分かれていようと、教会のかしらは復活して天にあげられたイエス・キリストであることにかわりがありません。地上のキリスト者も、天に召された神の子たちも、キリストの復活の命に生かされていることにちがいがありません。

 キリストこそ天上と地上を結ぶお方です。このキリストから天国の鍵が地上の教会に委ねられているゆえ、地上において教会こそが天につながる唯一の道です。


毎週日曜は礼拝の日

日本キリスト改革派 仙台カナン教会は、毎週日曜日に神様への感謝と祈りをささげる礼拝を開いています。この礼拝はキリスト教に興味のある方でしたら、どなたでも自由に参加できます。お仕事などで都合のつかない方は、水曜日の祈祷会(お祈りの会)がおすすめです。

日曜礼拝
毎週日曜日 午前10時30分~12時00分
必要な持ち物は特にありません。聖書や讃美歌などは教会でお貸します。
祈祷会
毎週水曜日 14時00分から15時30分
こちらも必要なものは特にありません。聖書について学び、皆で神様にお祈りを捧げます。

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