2023年2月12日(日) 日曜礼拝「お前はユダヤ人の王か」

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2023年2月12日(日) 日曜礼拝「お前はユダヤ人の王か」

以下をクリックすると、説教動画を見ることができます。https://youtu.be/UzQmXfXghKk



代理贖罪    マルコ15:1-15
     
イエスの処刑は二つの判決を経て行われました。一つはユダヤ人の最高法院の死刑判決、もう一つはローマ皇帝の手下ポンテオ・ピラトによる死刑判決です。本日の聖書箇所は、このポンテオ・ピラトによるイエスの裁判です。

 二つの裁判と判決には、それぞれ大切な意味があります。最高法院による死刑判決は、大祭司が下した旧約聖書が規定する宗教的な判決です。ピラトによる判決は、当時の世界を支配していたローマ帝国による、ローマ法にもとづいた判決です。この両方の裁判において、有罪の証拠は無いにもかかわらず、ユダヤ人のイエスに対する憎しみがまさったことで死刑判決が下されたという点で一致しています。実際にはイエスが無罪であることを二つの裁判が明らかにしているのであり、罪なきイエスの死を証拠立てることになっています。

 罪ある者はせいぜい自分の罪をつぐなうことしかできません。キリストは罪がないゆえに罪人のかわりにつぐなうことができるのです。これを代理贖罪と言います。キリストが身代わりとなって、わたしの罪の償いを果たしてくださったという意味で代理贖罪です。

 この場合の罪とは、神の前での宗教的な罪のことであって、刑法に照らしての罪という人間社会における犯罪のことではありません。刑法による罪(犯罪)というのであれば、ほとんどの人は犯罪人ではありません。神の前で、神に対する罪を聖書は問題にしています。これは確かに一般常識と違っており、理解しにくい点です。

人を憎んだり、さげすんだり、うらやんだりすることは犯罪ではありませんが、神を悲しませることです。自分自身を否定したり、生まれてこなかった方がよかったと絶望したり、世界は金の力が支配していると思い込んだりすることも、神を悲しませることです。

 今の人間社会に満ちている戦争・差別・貧困・不条理その他の困難の真の原因は犯罪にあるのでしょうか、聖書が教えるところの罪にあるのでしょうか。犯罪であるより罪にあると考えるのがキリスト教です。

毎週日曜は礼拝の日

日本キリスト改革派 仙台カナン教会は、毎週日曜日に神様への感謝と祈りをささげる礼拝を開いています。この礼拝はキリスト教に興味のある方でしたら、どなたでも自由に参加できます。お仕事などで都合のつかない方は、水曜日の祈祷会(お祈りの会)がおすすめです。

日曜礼拝
毎週日曜日 午前10時30分~12時00分
必要な持ち物は特にありません。聖書や讃美歌などは教会でお貸します。
祈祷会
毎週水曜日 14時00分から15時30分
こちらも必要なものは特にありません。聖書について学び、皆で神様にお祈りを捧げます。

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