2021年7月18日(日) 日曜礼拝「福音の初め」

問い合わせ

日本キリスト改革派 仙台カナン教会のホームページへ戻る

2021年7月18日(日) 日曜礼拝「福音の初め」

次をクリックすると説教録画を見ることができます。 https://youtu.be/wq9-fIQKBBY



本日からマルコ福音書を読んでいきます。

福音書とは、イエス・キリストの教えと行いを書いて、イエスは神の子また約束のメシア(救い主)であることを説得しようとするものです。特に、十字架にかかる最後の一週間についての記事が三分の一から四分の一を占めているという点で一般的な伝記と大きく違います。生涯の全体を教えようというのではなく、十字架の出来事こそがわたしたちを救う神のみ業であることを証しするのが福音書です。

新約聖書には四つの福音書があります。そのうちのマタイ、マルコ、ルカは、同じような記事が、同じような順序で出てくるので、並べて読む、見比べながら読むと有益であるということから、共観福音書と呼ばれます。ヨハネ福音書は、内容と書き方が独特です。また、全21章のうち、12章以下が十字架の一週間と復活の出来事にあてられていて、共観福音書以上にスペースを割いています。

マルコ福音書は、最も短い福音書であり、イエスの教えと行いを簡潔に、力強く描いているという特徴があります。マルコには、誕生物語がなく、有名な荒野の誘惑も1:12,13の二節ですませています。復活したイエスが弟子たちに姿を現す場面はなく、天使からイエスの復活を知らされた婦人たちは「恐ろしくて、誰にも何も言わなかった」(15:8)という文章で終わっています。

このマルコを下敷きにしてマタイとルカが書かれた、と今では考えられています。その意味でもマルコには特別な魅力があります。

「神の子イエス・キリストの福音の初め。」との書き出しは、簡潔ですが福音書の内容、あるいは福音の中心を言い当てています。

イエスは、神の子である。イエスは、キリストである。イエス・キリストという存在(教えと行い)こそが福音そのものであり、イエスがあらわれたことが福音のはじめ、はじまりである。であれば、信じないではいられないではないか。イエスを否定することは、神の救いを取り逃がすことになる。書き出しに、マルコらしさがあふれています。

毎週日曜は礼拝の日

日本キリスト改革派 仙台カナン教会は、毎週日曜日に神様への感謝と祈りをささげる礼拝を開いています。この礼拝はキリスト教に興味のある方でしたら、どなたでも自由に参加できます。お仕事などで都合のつかない方は、水曜日の祈祷会(お祈りの会)がおすすめです。

日曜礼拝
毎週日曜日 午前10時30分~12時00分
必要な持ち物は特にありません。聖書や讃美歌などは教会でお貸します。
祈祷会
毎週水曜日 14時00分から15時30分
こちらも必要なものは特にありません。聖書について学び、皆で神様にお祈りを捧げます。

お気軽にお問い合わせを

「一度礼拝に出席してみたい」

「教会に行ってみたい」

「でも、どうしたらよいかわからない」

そんな時は専用の問い合わせフォームからご質問ください。 担当スタッフが折り返しお返事を差し上げます。 電話でのお問い合わせなら022-245-4960まで。その際 「ホームページを見たのですが」 とお伝えくださると話が通じやすくなります。