今や、惠の時

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今や、惠の時

古い自分ではなく、救い出されて新しくされた自分であることを思い起こし、今を大切にして生きる1年にしましょう。

今や、恵みの時 bⅡコリント6:1-13

今年の年間聖句は 「今や、惠の時。今こそ、救いの日。」(Ⅱコリント6:2)です。

 使徒パウロがコリントの教会に宛てた2通の手紙が新約聖書にあります。コリントの教会はパウロ自身が伝道してできた教会であり、コリント教会の信者のことを「愛する自分の子供」(Ⅰコリント4:14)と語っています。

 しかし、2通とも教会内の困った問題を指摘し、叱り、正すために書かれたものです。その意味では、書いたパウロも、受け取ったコリント教会も恥かしくて避けたいことが記されています。ただし、今日読むわたしたちには、具体的事情が分からないため生々しさは十分伝わりません。一つの問題は、パウロは偽の使徒・伝道者ではないかと疑う者がいるため、自己を弁明する必要に迫られていることです。そういう手紙であると認識して、今年一年繰り返し読んでみてください。ありがたい内容がつまっているわけではありませんが、教えられること、考えさせられることが多く、教訓に満ちた書であることがわかるはずです。

 年間聖句の直接の文脈は5:11以下であり、パウロがコリント教会にキリストの愛と十字架の意味を思い起こさせ、神の恵みと救いに直面させようとしているところです。

 この文脈の中で、「今や、惠の時。今こそ、救いの日。」とは、「今すぐキリストのもとへ立ち返れ」ということが真意です。パウロの目に、ある者たちはキリストの救いから落ちかかっているように見え、それが教会の諸問題の根源であったからです。

 キリストの救いとは、「キリストと結ばれる人はだれでも、新しく創造された者なのです。古いものは過ぎ去り、新しいものが生じた。」(5:17)とあるとおり、自己中心で、罪に支配されていた生き方から、キリストの命に生き、キリストと共に生きる新しい人に造りかえられたことにあります。

 古い自分ではなく、救い出されて新しくされた自分であることを思い起こし、今を大切にして生きる1年にしましょう。

毎週日曜日は礼拝の日

仙台カナン教会では毎週日曜日、神様への感謝と祈りをささげる礼拝を開いています。この礼拝はキリスト教に興味のある方でしたら、どなたでも自由に参加できます。お仕事などで日曜日の都合がつかない方は、毎週水曜日に行われる祈祷会(きとうかい=お祈りの会)がおすすめです。

日曜日 朝の礼拝
午前10時30分~12時00分
必要な持ち物は特にありません。聖書や讃美歌などは教会でお貸します。
水曜日 祈祷会
14時00分から15時30分
こちらも必要なものは特にありません。聖書について学び、皆で神様にお祈りを捧げます。

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