2026年02月19日「ここに希望がある 5 全ての試練に耐える」

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聖句のアイコン聖書の言葉

10:13 あなた方が経験した試練は皆、人の知らないものではありません。神は真実な方です。あなた方を耐えられない試練に遭わせることはなさいません。むしろ、耐えられるように、試練と共に脱出の道も備えていて下さいます。コリントの信徒への手紙一 10章13節

原稿のアイコンメッセージ

 ここ4回程、人間にとって希望が如何に大切であり、究極の希望は天地を造られた真(まこと)の神にあることを見て来ました。また特に大切な希望として、神の御子イエスを信じる者は、第一にイエスの十字架の故に罪の全てを赦され、第二に永遠の命を与えられ、第三に最終的には万事を益とされることを確認しました。

 今日は、神を心から信じ、受け入れ、依り頼む者は、必ずどんな試練にも耐えられるという希望について確認したいと思います。

 私たちはこの世で絶えず色々な問題に遭遇します。それも、一つの問題が片付き、ホッとしたのも束の間、すぐまた新たな、しかも今までより更に厄介で大きな問題に襲われることがあります。私たちは愕然とし、「なんでこんなことばかり起るのか」と叫びたくなります。

 それだけではありません。今までは、その都度、何とか乗り越えることができました。でも、「今度ばかりはどうしようもない。万事窮す。もう駄目だ。どうしよう。あぁ、頭が変になる。今は何も考えられない。胸が締め付けられ、苦しい」という時もあります。このため、藁(わら)にもすがる思いで、人の弱みを利用する悪い宗教や占いなどに引っかかり、自分も家族もボロボロにされる人たちもいます。怖です。不幸です。

 では、神の御言葉・聖書は、こういう弱い私たちにどう語っているでしょうか。先程お読みしましたⅠコリント10:13で、自らも大きな試練に何度も遭っていたパウロは、神に導かれてこう述べています。「あなた方が経験した試練は皆、人の知らないものではありません。神は真実な方です。あなた方を耐えられない試練に遭わせることはなさいません。むしろ、耐えられるように、試練と共に脱出の道も備えていて下さいます。」

 これは紀元1世紀のコリントの教会の信者たちに述べたものであり、万物を造られた真の神を否定する人にまで当てはまるわけではありません。しかし、私たち罪人を憐れみ、ただご自分の独り子イエスへの信仰によって私たちを永遠に救おうとしておられる天地の造り主なる真の神を、たとえ弱くて小さな信仰であっても本気で信じ、救いを求め、神に寄り頼もうとする人なら、例外なくこの御言葉は当てはまります。大切な御言葉ですので、もう一度お読み致します。「あなた方が経験した試練は皆、人の知らないものではありません。神は真実な方です。あなた方を耐えられない試練に遭わせることはなさいません。むしろ、耐えられるように、試練と共に脱出の道も備えていて下さいます。」

 具体的にどんな方法で耐えられない試練に遭わせることを神がなさらず、また試練と共にそれに耐えられるようにどういう脱出の道を備えていて下さるのかは言われていません。それは、神がご自分の知恵により、その時々に最も良い方法を、信仰者のためにお選びになります。

 大切なことは、試練そのものは続いても、信仰者自身は耐えられるように主が必ず守り、支えて下さることです。天と地を全くの無から造られた全知全能の生ける神の御手から、信仰者を引き裂いて永遠に滅ぼすことなど、決してできません。私がかつて病院でお世話させて頂いたある男性を思い出します。重い病気で入院され、初めてお会いした時は、死ぬ時を想像し、大変怖がっておられました。しかし、上記の聖書の御言葉を院内で知られ、「神は耐えられない試練に遭わせることはないということを知り、安心しました」と笑顔で言われました。やがて退院後、教会で洗礼を受けられ、クリスチャンになられました。そして7年前、ご自宅で家族に看取られながら、静かに天に召されました。67歳でした。

 ある時、イエスは弟子たちについてこう言われました。ヨハネ福音書10:28「私が彼らに永遠の命を与えます。彼らは決して滅びることがなく、また、誰も彼らを私の手から奪い去りはできません。」

 イエスはまたマタイ福音書10:29~31でこう言われました。「二羽の雀が一アサリオンで売られているではありませんか。そんな雀の一羽でさえ、あなた方の父の許しなしに地に落ちることはありません。あなた方の髪の毛さえも、全て数えられています。ですから、恐れてはなりません。あなた方は多くの雀よりも価値があるのです。」

 天の父なる神を心から仰ぎ、復活の主イエスを信頼し、聖霊なる神に一切を委ねる者は、必ずどんな試練にも耐えることができます!神はそうなさらないではおられません!神の御許し(みゆるし)がなければ、まさしく雀一羽、木の葉一枚、私たちの髪の毛一本すら、地に落ちることはありません。ここに、私たちを真に支え、力づける究極の希望があります。

 ですから、信じない者ではなく、心からますます救い主イエス・キリストを堅く信じ、一切を委ねる者となり、この希望が単なる観念だけの希望に終らず、現実となる、とてつもない幸いに、是非ご一緒に与りたいと思います。

 最後にヨハネ福音書14:1の主イエスの御言葉をお読みして終ります。「あなた方は心を騒がせてはなりません。神を信じ、また私を信じなさい。」

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