月報巻頭言 Vol47「主に感謝せよ、その慈しみはとこしえに」

月報巻頭言 Vol47「主に感謝せよ、その慈しみはとこしえに」

西谷教会では月に一度「月報」を発行しています。 3月号は「主に感謝せよ、その慈しみはとこしえに」(歴代誌下20章21節) のみ言葉から、第47話「賛美と讃美歌について③」です。

引き続き今月も、賛美と讃美歌について記します。

前回は讃美歌について、私の経験から綴りました。
今回からは賛美、特に“賛美と礼拝”に綴られたマーシュ牧師の言葉から、
印象深かったことを2つ、3つ、そのご経歴と共にお届けしたいと考えています。

バーニ・マーシュ牧師は1929年米国南部の中心地アラバマ生まれ。
神学教育を受けられた後、小学校の教諭を経て、
英国エクセター大学大学院に留学。
卒業ののち1955年に来日されました。
ご専攻等は明記がないのですが、
エクセター大学は聖書学で有名で、
またご経歴には8年間、当時横浜にあり、
院長も務められた共立女子聖書学院で聖書を教えていた、とのご紹介文をお見かけしました。
ですから先生はおそらく、聖書学がご専門だったのでしょう。
それゆえに“賛美と礼拝”も12回すべてにおいて、
常にみ言葉から賛美の重要性を語ってくださっています。

さて、そのマーシュ牧師が来日された1955年(昭和30年)は、
日本が敗戦からちょうど10年を迎えた節目の年でした。
朝鮮戦争後の高度経済成長期の始まり、とも評される年でしたが、
その一方で世界は一気に東西の分裂、
また核武装へとその歩みを進めていった年でもあります。
また身近なところでは西谷村が宝塚市と合併したのもこの年でした。

聖書学院で教鞭を執られる中、
マーシュ牧師は宣教と伝道への思いを強くされていったようです。
その中で、川島輝子さん(のちに牧師)と共に、
学院からほど近い横浜市中区野毛町でトラクト配りからその活動を始められました。
野毛は当時横浜で一番の繁華街だったそうです。
ただ賑わうのは夜からで、
昼間に行われた伝道は全く振るわなかったそうです。
もう終わりにしようと思ったその最後の日に、
近くで喫茶店を営む台湾出身のキリスト者から声をかけられ、
そこで始められたのがいわゆる“喫茶店伝道”です。
ご活動はクリスチャンカフェの先駆けとして、
後に横浜のみならず、新宿、浜松、京都などでも
主に大いに用いられることとなりました。
その意味で、マーシュ牧師はその喫茶店伝道のみならず、
日本におけるプレイズソングやギター等を用いた伝道集会の先駆けとも言える方です。

そう聞かされると基本的に保守的な立場を採る私たちの教会では
マーシュ牧師に、少し抵抗をおぼえる方もおられるかもしれません。
しかし、先生が述べられていることは極めて聖書的でした。
本の中で先生は、まず創世記4章20節~22節を根拠に、
神は音楽を我々人間にとって重要な賜物の一つとして備えられた。
先生はそのことを示されています。
音楽が実に食糧や工業生産と並び立つこととして
人間生活の最初期に記されている。
恥ずかしながら私も見落としていたことでした。
そして賛美の力について、
先生は冒頭に記しました歴代誌下20章のみ言葉から次のように記しておられます。

「今日の日本の教会も、強い多くの敵に直面しています。
教会ばかりでなく、クリスチャンが、クリスチャン・ホームが、
強敵に直面している時代でもありましょう。
また、この記事を読んでおられるあなたは、
今自分の人生に押し寄せて来る敵の力を感じておられるかもしれません。
そしてその戦いのために神様の完全が武具を求め、
それらを身に着けて敵の前に立っておられることでしょう。
しかし、
そのようにして立ち向かいながら大切なことは、
賛美が勝利をもたらす、ということです。」

賛美が勝利をもたらす。
なにをそんなばかなことをと仰る前に、
一度歴代誌下20章に目を通してください。
そのとき民はなにか勝利したから神に賛美をささげたのではありません。
むしろどうすればよいか分からない。
そのような状況において民がしたこと。
それが武装でも交渉でもなく、
神への賛美だったのです。
神に感謝し、
永遠なるご自身の民への慈しみを賛美をもってほめたたえた。
そのことを神はよしとされ、民に勝利をもたらされたのです。

ですから賛美もさることながら、
そもそも音楽自体、
唯一まことの神をほめたたえることを目的として定められた。
これがマーシュ牧師の賛美理解であり、主張の第一点です。

ですから音楽も賛美も、伝道における手練手管ではありません。
ましてや歌い手や聞き手の感情的な発露・発散を促すためのものでもありません。
神を畏れ敬いほめたたえるべく、
神によって私たち人間に備えられた賜物であるということです。

しかしいつしか音楽は、
また賛美でさえ、神へと向かうことなく、
私たち人間の孤独や自己憐びんの産物、
あるいは慰めのためのものとなってしまった。
そう先生は指摘をされています。
どうして音楽は、また賛美もその本質から外れてしまったのか。
次回も引き続き、
マーシュ牧師の説き明かしに共に耳を傾けてまいりたいと思っています。

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