月報巻頭言 Vol.5「語り継がれている祈りに喜んで」

月報巻頭言 Vol.5「語り継がれている祈りに喜んで」

西谷教会では月に一度「月報」を発行しています。 今年のテーマは「主にある喜びと感謝に満たされて語り継ぐ」 第4回目の副題は「語り継がれている祈りに喜んで」です。

わたしたちは今『主が来られるときまでの忍耐』(ヤコブ5:7)の日々を過ごしています。
その日々を過ごす際にかかせないことは祈りだと改めて思わされています。

先日、皆さまと共に祈った牧師ご夫妻のところにお見舞いに伺いました。
足を手術された、と伺っていましたから、
お伺いした際に先生がスタスタと歩いてお迎えくださって驚きました。
少しお痩せになられたかなと思いましたが、食事制限をされているからだそうです。
益美姉もお元気で、笑顔で迎えて下さいました。
時節柄もあり短い間でしたが、互いの近況を話しつつ、
改めて祈りをもって教会へと戻りました。
霊なる父母としばしのお交わりを頂けた心もちで、本当に満たされたひと時でした。

またこの夏、西部中会主催の合同夏期学校に参加してきました。
小学生を対象とした2泊3日のキャンプで、実に3年ぶりの対面での開催だと伺いました。
私は写真係と2年生の男の子4人との寝泊りを受け持ちました。
初日、消灯の時間がしばらく過ぎ、周りが寝静まってから泣いている子がいました。
初めて父母と離れて過ごす夜に、寂しくなってしまったのです。
慰めに起きようかと思った時、周りの子どもたちが起き出しました。
起き出した子どもたちがしたこと。それは祈りでした。
その泣いている子を取り囲んで、子どもたちだけで、
「イエスさま、離れているお父さんお母さんがさみしくないように守ってください」と
涙ながらに祈り合っていました。
小2の男の子たちが、会ってわずか1日目の友のために、
また父母のために主の御名によって、涙ながらに信じて祈る幼き子どもたちの祈りを
どれほど神さまは喜ばれたでしょうか。

忍耐を必要とするこの時代にわたしたちは、今
『主にいやしていただくために、罪を告白し合い、互いのために祈りなさい。』(ヤコブ5:16)改めてこのみ言葉から聞きたいと願います。
そして真実、私たちの教会はこのみ言葉に導かれ、祈りにおいて神に生かされている。
私たちの祈りを聞き届けてくださる神に心からの感謝をささげます。

私たちの教会に祈りの伝統が語り継がれていることは本当に大きな財産です。
西谷ではその財産のひとつ、
榊原先生が作られた手書きの小冊子「祈りの手引」から少しずつ学んでいます。
祈りについて一番大切なこと。
それは「なぜ祈らなければならないか」を考えることだ、と
榊原先生は「手引」の最後のページで書いておられます。
なぜキリスト者が祈らねばならないか。
それは神がそう求め、命じてくださるからです。
だから祈ることはキリスト者に与えられた“特権”なのです、と
榊原先生は記しておられます。

特権とは、文字通り特別な権利のことです。
祈りがキリスト者の特権であるのはわたしたちの神が真実なお方であることと関係しています。
神御自身が祈りなさい、と
わたしたちに求め命じている祈りだからこそ聞かれないことがないのです。
これは決してありきたりなことではありません。
とても重要なことです。
そして神は祈りを聞かれるお方である。
このことを最初にわたしに教えてくださったのが西谷・伊丹の皆さまです。
神学生時代もそうでしたが、皆さまを思って祈ること、
そして皆さまと共に祈ることが出来ること。
それは牧者にとって心からの喜びであり、また感謝なことです。
祈り、祈られる幸いを心から喜んでいます。

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