月報巻頭言 Vol24「聖餐にある主の恵みに生きよう」

月報巻頭言 Vol24「聖餐にある主の恵みに生きよう」

西谷教会では月に一度「月報」を発行しています。 この3月からは新しい年間テーマ「苦難の襲うときにも、静かに待ちます」 副題は「聖餐にある主の恵みに生きよう」です。

苦難の襲うときにも、静かに待ちます
年報のみ言葉「苦難の襲うときにも、静かに待ちます」(詩編94編13節)に思いを馳せています。
その中で先日、安田吉三郎先生の著作集を購入する機会に恵まれました。
そこから得た恵みから、まず二月ほど綴りたいと思っています。

先生の文章には神学生時代、何度か触れさせて頂く機会がありました。
最初は「新実用聖書注解」(いのちのことば社)の「出エジプト記」だったと思います。
そのあとがジュネーブ詩編歌についての小冊子でした。
そこで安田先生は試訳を掲載・解説されつつ、
意見を聞かせてほしいと訴えかけておられました。
その文章がお人柄とお働きの喜びに溢れておられたことを印象深くおぼえています。
そのような思いもあって積読(つんどく:本を読もうと積み重ねておくだけの状態)
になってはいけないと思い、開きました。
読み始めたのはあとがきにあたる「解題」からです。
第一巻の解題は主に先生のお働きについての事柄で袴田先生から、
第二巻は聖書学の立場から吉田隆先生が執筆されていました。

今回の月報でまずご紹介したいことは
第一巻の解題にあった「月報の目的」についてです。
そこでは安田先生が考える月報の目的が以下のように紹介されていました。

「月報の目的は、月々の教会の歩みの後をたどること、
その反省に立ち、次になすべきことを皆が考えるために話題を提供すること」

このことを読んで、思い当たったのが私たちの母教会、
伊丹教会、赤石先生の巻頭言です。
赤石先生は与えられたみ言葉の恵みを丁寧に思い起こさせてくださりつつ、
み言葉に与からない私たち西谷の民にも次になすべきことを示してくださいました。

さて、そのみ言葉の後をたどるということでは、
私たち西谷の民はこの1月から2月にかけてルカ9章から、
主の弟子として神の摂理の御業に生き、
生かされる私たちの日々を改めて問われました。
そして今月からはイースターに向けて
その日々に主イエスの十字架とご復活がどのような意味があるのかを問われています。

では更に掘り下げ、
なすべきこととして何を申し上げることが出来るでしょうか。
赤石先生ご夫妻が来てくださった先の主日の喜びと感謝のご様子を伺って、
改めて主の十字架とご復活とが聖餐の恵みにどう結び付いているのか。
また聖餐と愛餐との関係について私たちが考えることではないかと思うのです。

今年の目標の言葉には「とき」という言葉がありますね。
これは「日々」という言葉です。
聖餐にあってキリストの日々を私たちが生きるとき、
苦難のうちにも確かにある恵みへと私たちのすべてが導かれます。
ただ、その一方でキリスト無き日々は収穫で一喜一憂する日々へと陥らせるのです。
キリストが何のために何を教会に備えてくださったのか。
そのことを共に考えていきたいのです。

西谷は愛餐の恵みが豊かですね。
様々な行事と共に私たちはその復帰を祈り求めています。
改めて9章にあった5000人の給食の場面を読むとき、
備えのないものとの愛餐のときをも備えてくださる主に仕えたいです。
そしてそこには感謝の奉献ということが表されます。
西谷で愛餐が豊かであるのは、やはり聖餐にある悔い改めと、
罪の赦しとがしっかりと語られ、御霊によっておぼえられていた故のことです。
主にあるこの悔い改めと罪の赦しにこそ一人でも多くの兄弟姉妹が、
そして隣人が招かれることを日々祈り願っています。

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