月報巻頭言 Vol21「子らが神に信頼を置くため⑦」

月報巻頭言 Vol21「子らが神に信頼を置くため⑦」

西谷教会では月に一度「月報」を発行しています。 通年テーマは「主にある喜びと感謝に満たされて語り継ぐ」 第21回目の副題は「子らが神に信頼を置くため⑦」です。

子らに先立って支えておられるキリスト。
そのお姿にまず私たちが自覚的であるためにも、先の日本キリスト改革派教会大会決議についてご報告をします。

まずは「平和の福音に生きる教会の宣言」(以下、「平和宣言」)が可決されました。クリスチャン新聞でも取り上げられていますのでご一読頂ければ幸いです。追って解説文のついたものが発行されるとのことです。
https://xn--pckuay0l6a7c1910dfvzb.com/?p=43449

この「平和宣言」の源泉には第二次世界大戦終結の翌年である1946年に出された『日本基督改革派教会創立宣言』があります。本大会では合わせてその現代語訳も可決をされました。
http://www.rcj-net.org/resources/declaration/foundation-2023.htm

今、西谷教会では第二主日のあとに一段落ずつその学びを進めています。
現代語訳された『創立宣言』を様々な歴史性から調べてお伝えしていますが、私自身が改めて読んで心燃やされています。

また「平和宣言」の可決に合わせ、宣言文の中にあった「平和をつくる」プロジェクト、ならびに「ウェストミンスター・リーディング・プロジェクト」の実施が可決されました。
「平和をつくる」プロジェクトとは、主に次世代を担う青少年たちに焦点をあてた学習会や実践プログラムで、これから3年間の間で企画・実行されるとのことです。
「平和宣言」に関する学習会を西谷教会で行った際に、「教会と先の戦争がどのように関わっていたのかは、若い人たちに語り継ぐべき事柄の一つ」として挙げて頂いていた事項でもありますから、進捗についてまた適時ご連絡いたします。

「ウェストミンスター・リーディング・プロジェクト」も「平和をつくる」プロジェクトと期間を合わせて企画・実行されます。先にウェストミンスター小教理問答の教会公認訳が発行されましたが、今後大教理問答、そして信仰告白と合わせて発行がなされることと一続きのことです。

私は、これら一連の大会決議が特に私たちの教会に与えられた目標と時宜にかなってふさわしいことだと受け止めています。といいますのも、私たちが昨年から懸命に詩編78編から求め続けている「語り継ぐ」ということは、まさに「平和をつくる」ことであるからです。

そのために伊丹教会牧師の赤石先生は年報の巻頭言で「まずは虚心に聖書はどう教えてくれているのかに耳を傾けましょう。そして実行してみましょう。」と、繰り返し伝えて下さっていました。それは先月末、私たちに与えられた主イエスのみ言葉「わたしの母、わたしの兄弟とは、神の言葉を聞いて行う人たちのことである」(ルカ8:21)のことです。
この「行う」が、赤石先生の言われていた「実行してみること」であることはお分かり頂けるかと思います。そして解き明かしの際に申し上げた通りにこの「行う」は「つくる」でもあるのです。

赤石先生が「聞いて行う」ために、まず「虚心に」という言葉を付けてくださったのも故なきことではありません。なぜなら『創立宣言』が自らのこれまでの虚しい心の在り方のことを詩編127編1節のみ言葉を以って明らかにし、悔い改めるところから始めているからです。

実に一昨年から続く私たちの目標、そして願いのために主は私たちの歩むべき光を、教派全体の道として指し示してくださっている。これが今回の大会を経た今の私の正直な思いです。

この思いをどうお届けしたらよいのかを考え、先月ウェストミンスター信仰告白第18章から引用して話始めることにしました。
「平和宣言」を読んで下さった皆さまが、改めて『創立宣言』を読んで下されば、私たちが願ってやまない「語り継ぐ」ことと、ウェストミンスター信仰規準を通して聖書を読み、実行することとが不可分であること。そしてどれほどに賛美と感謝かということをも理解して頂ける。そしてそれらことを通してこそ、主は私たち教会のうちに平和をしっかりとかたちづくろうとしてくださっている。私はそのように確信をしています。

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