西谷聖書通信2022年イースター号

西谷聖書通信2022年イースター号

西谷教会ではクリスマスやイースターに「西谷聖書通信」を地域の方々にお配りしています。 今回イースター号は、就任のご挨拶も兼ねました。

 この4月から西谷教会に赴任しました山口耕平です。紙面を通じてのご挨拶という非礼をお許しください。私は生まれも育ちも宝塚です。大学こそニュージーランドでしたが、実家は山本で、近くにある長尾小学校、長尾中学校、宝塚東高校へと通いました。この2月でちょうど50歳になり、その記念の年からこの西谷で始まる新たな生活を妻と共に心から喜んでいます。

 以前、西谷の方から「ここに住まう方々は和を大切にするところなのですよ」とお伺いしました。和を貴ぶということを大切にする。そのお一言からは木々や花々の美しさ、また荒々しさをも和として受け止めつつ、この西谷の地で代々共に住み暮らしてこられた歴史の重みをも感じました。そこで聖書にある「和」を伴う言葉を数えてみることにしました。すると「和」という言葉を含めて452個もありました。その中で一番多かったのは「平和」であり、次に多かったのは「和解」という言葉でした。

 教会がイースターを祝う理由、それは平和を貴ぶ神ご自身がその和の証しとして罪なき御子イエス・キリストを十字架において裁き、聖書に書かれている通りに3日のうちに甦らされたことにあります。和のために生まれ、和のために苦しみ、和ために死なれたお方が御子であり、教会の主イエス・キリストです。このまことの神であられ、人でもあられるキリストにおいてのみ、ただ一度起こされたこの十字架の死、そして復活という奇跡によって、神は人との和を約束してくださいました。

 聖書には、天地万物を創造された神が、お造りになられたすべてのものをご覧になり、「見よ、それは極めて良かった。」(創世記1章31節)と言われたことが記されています。またその神が「人が独りでいるのは良くない。」(創世記2章28節)と言われ、互いに助け合う者をもお造りになられたことが記されています。神から良く造られた私たち人間が和を以って貴び、この世界を充分に喜んで住み暮らすことを神は望んでおられる。聖書はそのことを記しています。ですから私たちキリストを信じる教会が聖書を読むのは、まずなにを差し置いてもその和を貴ばれる神ご自身のことを知るためです。そして神が望まれる和とはどのような事なのかを知り、聖書を通して教えられた神との和によって生きるためです。

 昨年、わたしは山本の実家で父を看取りました。そして父は母と共にすみれ墓苑へと葬られました。その西谷教会へと通う道すがら、父母を慰めてくださったのが、大池の手前の坂から西谷小学校を望む風景でした。西谷の皆さまの和によって受け継がれてきた貴い眺めの一つです。キリストと西谷の地において示された和の心を貴んだ父母は今、キリストと共に天にいます。私たちは西谷の地にキリストの教会がある恵みと共に、聖書に記された主イエス・キリストの十字架と復活という本当の和の意味をも広く語り継いでいきたいと願っているのです。

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毎週日曜は礼拝の日

西谷教会では毎週日曜日に神様への感謝と祈りをささげる礼拝を開いています。この礼拝はキリスト教に興味のある方でしたら、どなたでも自由に参加できます。お仕事などで日曜日の都合がつかない方は、毎週水曜日に行われる教会サロンがおすすめです。

日曜礼拝
午前10時30分~12時00分
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教会サロン
毎週水曜日 14時30分から15時30分
こちらも必要なものは特にありません。聖書について学び、皆で神様にお祈りを捧げます。

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