月報巻頭言 Vol19「子らが神に信頼を置くため⑤」

月報巻頭言 Vol19「子らが神に信頼を置くため⑤」

西谷教会では月に一度「月報」を発行しています。 通年テーマは「主にある喜びと感謝に満たされて語り継ぐ」 第19回目の副題は「子らが神に信頼を置くため⑤」です。

西谷教会でルカによる福音書から連続講解説教をさせて頂き、1年が経ちました。
その初めに申し上げたことですが、「ルカ文書」として、
使徒言行録までを講解させて頂きたいと祈り願っています。

講解を通して、私たち西谷教会には一つの指針が与えられました。
それが「子とされること」と向き合うことです。
み言葉を通じて子としてのあるべき姿をお示しくださる
主イエスの御姿から愚直に教えられていく。この歩みを主日ごとに続けています。

先日、母教会である伊丹教会でのご奉仕に与りました。
私の念頭には常にその「子とされること」、
また年度目標の「語り継ぐ」ということがありました。
また先月に書かせて頂いた、伊丹教会設立記念講演会で与えられた気付きもあって、
テモテへの手紙Ⅱへの講解説教へと導かれました。
み言葉の奉仕に備える中で特に心を惹かれた一つの聖句があります。
それが5節にある
「あなたが抱いている純真な信仰を思い起こしています。、、、
それがあなたにも宿っていると、わたしは確信しています。」
とのみ言葉です。

なぜ心を惹かれたか。
それはこの確信こそ
私たちが語り継ぐために必要不可欠なことだと教えられたからです。
一方で課題があります。
一つには語り継ごうとする私の動機が、時に純真ではないということ。
そしてもう一つが語り継ごうとする子らが、
自らに宿る信仰をどう自覚しているかということです。

一つ目の課題である時に私たちの語り継ぐ動機が純真ではないということ。
その一端について7月の月報で触れました。
補足として今だから言えることですが、
以前私が神学生であったとき、神学生なのに奥さんは信徒ではないのね、
と言われたことが何度かありました。
当然きまりは悪いわけです。
他方、それを解消したいから語り継ぐというのは純真だと言えません。
そしてそもそも、そのきまりがわるいことは妻の問題ではありません。
むしろ私のありかたが弱く悪かったわけです。
一方で妻を伴侶として与えて下さったのは神です。
そしてはたと気づいたのは、神は弱く悪い私を用いて
神の恵みのご計画を進めようとされておられる、ということの意味です。

赤石先生はとかく伊丹教会の月報で私のことを謙虚だ、と書いてくださいますが、
私からすればそれは神と妻の寛容があってのことです。
弱く悪い私自身の罪で歪んだ目では気づかないこと。
そのことを生涯かけて愛し、
互いに仕え合う存在として神から与えられた人と共に
聖書から教えられていくのですから、
恵み以外の何物でもないわけです。
そしてこの同一直線状に語り継ぐべき子たちがいるのです。

ですから今、私は子らに教えるどころか、
彼らから見た世界がどのように見えているのかを教えられています。
結婚3年目にして二人目の子どもが与えられた夫婦というものは本当に激動の日々ですね。
現代風に育休制度なども上手に活用しながら
二人で子育てをする姿は
「互いに仕え合いなさい」(エフェソ5:21)のみ言葉の通りです。
一方でこれまで弱く罪深い私の子として歩んできた痛みの上で、
改めて夫婦の関係性、仕事のつらさ、
そして子どもに対してときに苛立ってしまうこと、
また将来への不安を聞くにつれ、
創世記から少しずつお話をする時間を頂きたいなと思っています。

次回は、語り継ぐ子らが
自らに宿る信仰をどう自覚しているかということについて
思いを馳せてみたいと思っています。

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