月報巻頭言 Vol15「子らが神に信頼を置くため①」

月報巻頭言 Vol15「子らが神に信頼を置くため①」

西谷教会では月に一度「月報」を発行しています。 通年テーマは「主にある喜びと感謝に満たされて語り継ぐ」 第15回目の副題は「子らが神に信頼を置くため①」です。

昨年の10月から記し始めた信仰継承についての事柄も9回目を迎えました。
赤石先生から「そろそろ、子・孫のところを」と促されましたので、書き綴ってまいります。
そのために改めて詩編78編を読みました。読む中でドキッとしたのは5節からみ言葉です。
特にドキっとしたのは7節の『子らが神に信頼を置き』のところで、
み言葉に改めて打ち抜かれた思いです。
と、言いますのもここには私たちがなぜ、
どのような姿で語り継がねばならないのか、
その目的が記されているからです。

そう思いつつ全体を何度も読みながら、
ああそうかと思わせられることが多くありました。
み言葉で示される主の憐れみ深さや御心の広さ、高さ、
そして聖書神学的に新約でどう用いられていくのかの解説は赤石先生にお委ねをします。

さて、8回の振り返りを経て、改めて詩編78編をみ言葉として読むとき、
「語り継ぐ」という目標において、
私はどこか一つの思い違いをしていたことに気付かされました。
それは私たちが語り継ぐ側だという固定的な意識です。
この8か月の間、私が向き合い、回復されたのは「子」としての意識です。
そのことを通して私はどこか「子」として神に信頼を置けていなかった自らを悔い改め、
子として信頼を置くことをさせて頂けました。
それまでは、闘いの日に誰かから弓が飛んできたことは
感情をこめてよく覚えているのですが、
そのような人々に主が示されたことや、
主が海を開いて渡る間に水をせき止めておかれたようなこと等を
日々の忙しさにかまけてどこか忘れてしまっていたのだ、ということに気付かされました。

「子らが神に信頼を置くこと」は、
私たち日本キリスト改革派教会が表明している「有神論的世界観・人生観」と通じます。
すべてのことは神がその聖いご計画のうちにすべてを統べ治め、保たれている。
キリストに新たにされた私たちはその感謝の応答として、
私たちは食べるにしろ飲むにしろ、何をするにしても、
すべて神のご栄光を現わすためにする。
神なき世ではなく、
今も生きて共におられる父・子・聖霊なる神と共によく生きる。
詩篇78編は、「子」とされた私たちひとり一人の現実が
主が共におられることとどう関係するのかをよく示してくれています。

例えば「子とされる」中で
私たちにはその生涯で様々な役割が与えられますよね。
伴侶が与えられることも親とされることもその一つです。
もちろんご計画においては与えられないこともあるでしょう。
ただ、自らが子ではない人はひとりもいません。

親、という存在の役割は
与えられてみて思わされますが、本当に難しいものです。
子どもの側では全く気付きもしませんでした。
私は知識では知っていると思っていました。
ただ、それは大変な誤解でした。
まず出産時の妻の姿を見て正直、
あんなに労苦をして命は与えられていくのだなと思いました。
子が与えられたことを通して「子とされたこと」の意味を教えられ、
あれだけ感謝しながらも、
親としてくれた子への信頼はどこか別のところに置いてきてしまう。
なんとも貧しい自らを改めて詩編78編のみ言葉を読みつつ思わされています。

私たちは既に神の子とされた者たちです。
私たちが語り継ぐ上で自らの年齢、性別、状況を超えて今一度、
「子らが神に信頼を置き」を詩編78編からだけでなく、
主日ごとに与えられているみ言葉を通して教えられ、
また問われているのだな、と思っています。

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