2022年01月23日「大いなる収穫の実現を目指す」

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大いなる収穫の実現を目指す

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ヨハネによる福音書 4章27節~42節

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ちょうどそのとき、弟子たちが帰って来て、イエスが女の人と話をしておられるのに驚いた。しかし、「何か御用ですか」とか、「何をこの人と話しておられるのですか」と言う者はいなかった。女は、水がめをそこに置いたまま町に行き、人々に言った。「さあ、見に来てください。わたしが行ったことをすべて、言い当てた人がいます。もしかしたら、この方がメシアかもしれません。」人々は町を出て、イエスのもとへやって来た。その間に、弟子たちが「ラビ、食事をどうぞ」と勧めると、イエスは、「わたしにはあなたがたの知らない食べ物がある」と言われた。 弟子たちは、「だれかが食べ物を持って来たのだろうか」と互いに言った。イエスは言われた。「わたしの食べ物とは、わたしをお遣わしになった方の御心を行い、その業を成し遂げることである。あなたがたは、『刈り入れまでまだ四か月もある』と言っているではないか。わたしは言っておく。目を上げて畑を見るがよい。色づいて刈り入れを待っている。既に、刈り入れる人は報酬を受け、永遠の命に至る実を集めている。こうして、種を蒔く人も刈る人も、共に喜ぶのである。そこで、『一人が種を蒔き、別の人が刈り入れる』ということわざのとおりになる。あなたがたが自分では労苦しなかったものを刈り入れるために、わたしはあなたがたを遣わした。他の人々が労苦し、あなたがたはその労苦の実りにあずかっている。」
さて、その町の多くのサマリア人は、「この方が、わたしの行ったことをすべて言い当てました」と証言した女の言葉によって、イエスを信じた。そこで、このサマリア人たちはイエスのもとにやって来て、自分たちのところにとどまるようにと頼んだ。イエスは、二日間そこに滞在された。そして、更に多くの人々が、イエスの言葉を聞いて信じた。彼らは女に言った。「わたしたちが信じるのは、もうあなたが話してくれたからではない。わたしたちは自分で聞いて、この方が本当に世の救い主であると分かったからです。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』
ヨハネによる福音書 4章27節~42節

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< 説教アウトライン >
参照:ハイデルベルク信仰問答問 Q. & A. 54-55、86、103、123
中心的主張点: イエス様のビジョンを共有して、収穫の実務に従事することは主の民の 使命であり、喜びである。
序説:宣教師に献身するにあたり、ルカ10章1−3節が決心に導いた聖句だった。
1、イエス様とサマリアの女性の対話に驚くことが幾つかある。
 イ、人種差別、性差別に加えて、蔑まれるはずの「あの女」に水を頂戴する。
 ロ、わざわざ邪魔となる弟子たちがいない機会をつかむ救い主。
ハ、真の礼拝について教え、ご自身が来るべきキリストであると初めて告 げ  る。
 二、評判の悪い、生活が乱れていても、多くの人をキリストに連れてくる器となる。
 ホ、見過ごしやすいサマリア滞在とその結果を確認しよう。
2、弟子たちにご自身の使命と彼らの使命を指摘する。
 イ、疲れが溜まり、食べ物、飲み水すらないところで、「天つまし水」を提供する。
 ロ、「あなたがたの知らない食べ物がある。」福音を伝えることが最も大事、これで十分に満たされる。
 ハ、弟子たちの見る目とイエス様の見る目が違う。
 二、真冬になっても収穫作業があることを指摘なさる。
3、全世界からご自身の民を呼び集めることが当初のご計画であり、今の時代に実現する。
 イ、ハイデルベルク信仰問答54番を確認しよう。
 ロ、アブラハムへの約束、キリストが来られることによって着々と成就する。
 ハ、救いはいつの時代にも主の恵みにより、すべての民に。けれども今が「終わりの時。」
4、私たちも主の幻を抱いて、収穫の主に願いながら、実務に取り組むことを最優先にしよう。
 イ、収穫について語る聖書とイエス様(詩篇67編、イエスの例え話、弟子たちを諭す表現)。
 ロ、大きな事業を担ってもらうために弟子たちを訓練する。
 ハ、ご自身の模範を示し、どれだけ優先にすべきかを強調する。
 二、収穫の作業を弟子たちに委託する。
 ホ、イエス様が再臨を遅らせるが、終わりがついに来る。注意深く備えを!
5、現在の収穫はどんな状態・具合だろうか。
 イ、歴史が主の定める通り流れ続け、かつてないほどの新入信者がいる。
 ロ、日本はどうなのだろうか。何が必要だろうか。ここにも大いなる収穫ありうるのか。
 ハ、私たちの教会、私たち一人一人はどうするだろうか。
決論:イエス様のビジョンを共有して、その実務に従事することは主の民の使命であり、喜びである。それなら、新たな決断をして、収穫に取り組もうではないか。

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