問28.キリストの高挙は、どの点にありますか。

問い合わせ

日本キリスト改革派 羽生栄光教会のホームページへ戻る

Q.28

問い
キリストの高挙は、どの点にありますか。
答え
キリストの高挙は、次の点にあります。キリストが三日目に死人の中からよみがえられたこと、天に昇られたこと、父なる神の右に座しておられること、終わりの日に世をさばくためにこられることです。

解説

問28 キリストの高挙(こうきょ)はどの点にありますか。

答 キリストの高挙は、かれが三日目に死人の中からよみがえられたこと(1)、天に昇られたこと(2)、父なる神の右に座(ざ)しておられること(3)、終わりの日に世を裁くために来られること(4)にあります。

Q.28. Wherein consisteth Christ’s exaltation?

A.Christ’s exaltation consisteth in his rising again from the dead on the third day, in ascending up into heaven, in sitting at the right hand of God the Father, and in coming to judge the world at the last day.

(1)一コリント15:4 葬られたこと、また、聖書に書いてあるとおり三日目に復活したこと、

(2)マルコ16:19 主イエスは、弟子たちに話した後、天に上げられ、神の右に座られた。

(3)エフェソ1:20 神は、この力ある業をキリストの内に働かせ、キリストを死者の中から復活させ、天上においてご自分の右の座に着かせ、

(4)使徒1:11 言った。「ガリラヤの人たち、なぜ天を見上げて立っているのか。あなたがたを離れて天に上げられたイエスは、天に昇って行くのをあなたがたが見たのと同じ有様で、またお出でになる。」

 使徒17:31 先にお選びになった一人の方によって、この世界を正しく裁く日をお決めになったからです。神はこの方を死者の中から復活させて、すべての人にそのことの確証をお与えになったのです。」

【解説】

①小教理は、問23で「キリストは、わたしたちの贖い主として、謙卑と高挙のいずれの状態においても、預言者と祭司と王の職務を遂行されます」と告白しました。問28は、キリストの高挙(高い状態)について告白しています。「キリストの高挙は、かれが三日目に死人の中からよみがえられたこと、天に昇られたこと、父なる神の右に座しておられること、終わりの日に世を裁くために来られることにあります」。

②キリストの高挙(高い状態)は、神の永遠の御子が取られた人性、人としての性質に思いを向けるときに、よく分かります。イエス・キリストは、まことの神であり、まことの人でありますが、「まことの人」の方に比重を置くときに、キリストの高挙(高い状態)がよく分かるのです。また、キリストがまことの人であるということに比重を置いて考えるとき、キリストの高挙(高い状態)が神様によってもたらされたものであることも分かります。キリストの謙卑は、自らを低くするという主体的な面がありましたが、キリストの高挙は、神様によって高い状態へと引き上げられるという受動的な面があるのです。

 

③キリストは、三日目に死人の中から朽ちることのない栄光の体で復活されました。また、弟子たちの見ている前で、天に昇られました。ここまでは、過去のことです。

④キリストは父なる神の右に座しておられます。これは現在のことです。王の右の座は、王と一緒に国を統治する王子が座る席です。キリストが父なる神の右に座しておられるとは、キリストが父なる神と共に全世界を治めていることを教えているのです(マタイ28:18「私は天と地の一切の権能を授かっている」参照)。

⑤キリストは、終わりの日に世を裁くために来られます。これは、将来のことです。キリストの再臨と審判を通して、神の王国は完成されます。ウェストミンスター信仰規準の言葉を用いると、「恵みの王国」は「栄光の王国」として完成するのです。その時、私たちは、新しい天と新しい地の祝福にあずかることができるのです(黙示21:3,4「そして、私は玉座から語りかける大きな声を聞いた。「見よ、神の幕屋が人と共にあり、神が人と共に住み、人は神の民となる。神自ら人と共にいて、その神となり、目から涙をことごとく拭い去ってくださる。もはや死もなく、悲しみも嘆きも痛みもない。最初のものが過ぎ去ったからである」参照)。

【参考】

①ウェストミンスター大教理問答

問51 キリストの高挙の状態とは何でしたか。

答 キリストの高挙の状態とは、キリストの復活(1)、昇天(2)、御父の右に座しておられること(3)、世を裁くために再び来られること(4)を含んでいます。

(1)Ⅰコリ15:4、(2)マコ16:19、(3)エフェ1:20、(4)使1:11、使徒17:31

②ウェストミンスター信仰告白 第8章「仲介者キリストについて」

[4]この職務を主イエスはじっさい心から喜んで引き受けられた(1)。そしてそれを遂行するために、律法の下に置かれ(2)、じっさい律法を完全に履行された(3)。最も苛酷な責め苦を直接霊魂において(4)、そして最もひどい苦痛を肉体において(5)、耐え忍ばれた。十字架につけられて、死に(6)、葬られて、死の力の下にとどまられたが、それでも朽ち果てることはなかった(7)。三日目に、苦難を受けたその同じ体をもって(8)死人の中からよみがえり(9)、またその体をもって天に昇り、そこで御父の右に座して(10)執り成しておられるが(11)、世の終わりに、人間と天使たちを裁くために、戻って来られるのである(12)。

(1)詩編40:7、8[40:8、9]、さらにヘブライ10:5~10も参照、ヨハネ10:18、フィリピ2:8、(2)ガラテヤ4:4、(3)マタイ3:15、マタイ5:17、(4)マタイ26:37、38、ルカ22:44、マタイ27:46、(5)マタイ26章、27章、(6)フィリピ2:8、(7)使徒2:23、24、27、使徒13:37、ローマ6:9、(8)ヨハネ20:25、27、(9)Ⅰコリント15:3、4、(10)マルコ16:19、(11)ローマ8:34、ヘブライ9:24、ヘブライ7:25、(12)ローマ14:9、10、使徒1:11、使徒10:42、マタイ13:40~42、ユダ6、Ⅱペトロ2:4

神は、この力ある業をキリストの内に働かせ、キリストを死者の中から復活させ、天上においてご自分の右の座に着かせ、この世だけでなく来るべき世にある、すべての支配、権威、権力、権勢、また名を持つすべてのものの上に置かれました。エフェソの信徒への手紙 1章20節~21節
村田寿和 牧師