今日の御言葉375 2026.3.18(水) 聖書は何の役に立つのか
テモテへの手紙二 3章16節
「聖書はすべて神の霊の導きの下に書かれ、人を教え、戒め、義に導く訓練をするうえに有益です。」テモテへの手紙二 3章16節
ある映画で主人公の男性が聖書を読んでいます。そこへ来た女性が「聖書を読んで何か役に立つの?」と聞き、主人公は「時には役に立つ」と答えます。誘拐を題材にした商業映画ですが、聖書が登場する点、作り手の宗教的背景を感じました。別の場面ではローマ書12章21節が会話に出てきます。「悪に負けることなく、善をもって悪に勝ちなさい」。主人公が「役に立つ」の意味をどう考えていたかは観た人に委ねられているかもしれません。
この世の中では、直ちに何かの役に立つものは重宝されます。では聖書は、何の役に立つのでしょうか。実際的で役立つ生活上の便利な知識や、人間関係や充実した人生の指南書という面を第一に聖書に求めるのは、的を外した求め方です。
聖書は人の誤りを正し、義に導く訓練をするうえで有益であり、何よりキリストへの信仰を通して救いに導く知恵を人に与えるものです(15節)。それは、神が聖書に与えた役目です。人は何者か、神の前に正しいとはどういうことか、救いとは何か。聖書は人の存在の根本に関わることを教える、「神の息吹によるもの」(新改訳2017の16節脚注)です。神が、救いと信仰と生活のために人が知るべきことを、多くの人の手を用いて書物の形に吹き出された唯一の、救い主キリストを証しする書です(ヨハネ5:39)。この点、聖書は他のどの本にもその場所を譲りません。先の映画では終わり近くで、主人公はその女性に聖書をあげていました。
この記事に添付ファイルはありません
