大Pオルガン演奏    別楽器演奏

 小Pオルガン演奏   Fitness賛美歌


(一口メモ)
 もう一つ「永生・天国」の賛美歌を。
 宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」に以下のような文があります。
 私は賢治ファンですが、この賛美歌を歌うと、いつもこの文章の場面が思い浮かぶのです。

『俄《にわ》かに、車のなかが、ぱっと白く明るくなりました。見ると、もうじつに、金剛石《こんごうせき》や草の露やあらゆる立派さをあつめたような、きらびやかな銀河の河床の上を水は声もなくかたちもなく流れ、その流れのまん中に、ぼうっと青白く後光の射した一つの島が見えるのでした。その島の平らないただきに、立派な眼もさめるような、白い十字架がたって、それはもう凍った北極の雲で鋳たといったらいいか、すきっとした金いろの円光をいただいて、しずかに永久に立っているのでした。「ハルレヤ、ハルレヤ。」前からもうしろからも声が起りました。ふりかえって見ると、車室の中の旅人たちは、みなまっすぐにきもののひだを垂れ、黒いバイブルを胸にあてたり、水晶の珠数をかけたり、どの人もつつましく指を組み合せて、そっちに祈っているのでした。思わず二人もまっすぐに立ちあがりました。カムパネルラの頬は、まるで熟した苹果《りんご》のあかしのようにうつくしくかがやいて見えました。』
 

(賛美歌488 はるかに仰ぎ見る)

1.はるかにあおぎ見る かがやきのみ国に
  父のそなえましし  楽しきすみかあり

 〜おりかえし〜
  われらついに  輝くみ国にて
  きよきたみと  共にみまえに会わん

2.輝くみ国にて  うきも悩みもなく
  楽しき声あわせ たえず共にうたわん

3.父の愛あふれて さいわい身にあまる
  豊かなる恵みを とこしなえにたたえん