「ジュネーブ詩編歌」は宗教改革者ジャン・カルヴァンによって1539年に19編の編成で出版され、
1562年には150編の完全版が出されました。
出来上がった詩編歌は会衆の賛美歌として、ジュネーブ教会の礼拝の中にしっかりと根を下ろしました。
「ジュネーブ詩編歌」は改革派教会の宝であると同時に、公同教会の宝でもあります。
私たちはこれを日本の教会に紹介し、根付かせようとしているのです。
（日本キリスト改革派教会発行　「日本語による150のジュネーブ詩編歌」まえがきより抜粋）

ジュネーブ詩編歌は節が多く、多い場合は44節（119編）にもなります。
全てを掲載出来ませんので、繰り返しは前奏も含めて最大5回、歌詞も4番までの表示となります。

大Ｐオルガン演奏 　コラール

小Ｐオルガン演奏

詩編４２（鹿の涸れ谷にあえぐがごとく・全６節）

１．鹿の涸（か）れ谷（だに）に
　　あえぐがごとく、
　　わが心せつに
　　主を慕（した）うなり。
　　生ける神をば
　　求めて渇く。
　　御前（みまえ）に出（い）づるは
　　いつの日ならんや。

２．｢汝(な)が神いづこ｣と
　　責めらるる時
　　昼も夜も涙
　　わが糧（かて）なりき。
　　主の宮に入り、
　　感謝の祝い
　　ささげし昔を、
　　思いて涙す。

３．なんぞ乱るるや、
　　わが魂（たましい）よ。
　　神を待ち望め、
　　心をあげよ。
　　御顔（みかお）の助け
　　なおわれにあり。
　　わが神、わが主を
　　ほめたたえまつらん。

４．わが心（こころ）うちに
　　乱れくずおる。
　　遠き地にありて
　　主を思い出（い）づ。
　　大滝（おおだき）の音
　　淵（ふち）にこだまし、
　　砕くる大波
　　わが上越えたり

以下、５〜６節を省略