「三人の博士を導いた星は超新星?」


 イエスは、ヘロデ王の時代にユダヤのベツレヘムでお生まれになった。そのとき、占星術の学者たちが東の方からエルサレムに来て、言った。「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。わたしたちは東方でその方の星を見たので、拝みに来たのです。」マタイによる福音書2章1〜2節

これはイエス様がお生まれになった後に、東方の占星学者が明るく輝く星に導かれてイエス様のもとを訪ねたと言う有名な聖書記述です。クリスマスツリーの先端に飾る星(トップスター)もこの星を表しているそうです。
(聖書には三人とは明確に記述されておりませんが一般的には三人となっているようです)

さてこの輝く星とは何だったのでしょうか?科学好きの人には興味のある事象かと思います。

この輝く星については諸説があるようです。
1.この時期に超新星爆発があり昼間でも明るく輝いて見えた。(ケプラー説)
2.彗星が地球を訪れ昼間も見えた。(紀元前5年に大彗星接近、紀元前12年に地球にハレー彗星最接近)
3.惑星が直列になり輝きを増した。(惑星会合説、紀元前2年木星と金星が大接近)

等の説が上げられてきました。しかしどの説も決め手に欠くようでこれと断定できないようです。

聖書は科学書ではありませんので聖書の記事をどうしても科学的に証明する必要も無いかと思います。
特にイエス様の奇跡の業については科学の世界から言ったらナンセンスな事になってしまうでしょう。
要はイエス様を信仰的に受け入れるか否かで聖書に関する見方や考え方が180度違ったものになってしまうのです。
これは科学の世界だけでなく、人生そのものの見方が大きく変わるのです。これを回心と言います。

科学万能を信じている現代ですが、その法則を作られたのは神であり私たちは神を越えることは決して出来ないのです。

「造られた者が、造った者に言いうるのか「彼がわたしを造ったのではない」と。
        陶器が、陶工に言いうるのか「彼には分別がない」と。」
イザヤ書29章16節